人生100年時代 親子3世代で考える賢い家づくり

教えてくれたのは
前田プランニングオフィス代表 前田 敏さん
家を建てるとき、若夫婦の予算のみを考えていませんか?
家を建てるとき、可能であれば頼りにしたいのが、親、祖父母からの資金援助。
しかし、「人生100年時代」は親も祖父母も長生きする。支援したがために
老後の生活に苦しんだり、家や不動産が、家族の「負動産」になったり
親不孝住宅を知らずに建てられていることがある。
「家を建てたいと思ったとき、親も子も、人生設計や、人生を見直すチャンス。家族会議を必ずしてほしい」相続税対策や生前贈与などの資金援助や資金計画だけでなく、介護や実家の売却など、将来を見据えたさまざまな問題を、親子三代で一緒に話し合うことが重要という。それが、将来の相続時に家族の『争族』リスクを防ぐ利点にもなり、子供世代の苦労を軽減することにもなる。
近年は核家族化・少子化がさらに進み、空き家の所有者の半分は県外在住。また、実家が『空き家予備軍』で、さらに祖父母の家も空き家というケースが増えている。そして、親や祖父母の家も空き家というケースが増えている。そして、親や祖父母が認知症になって意思決定ができない状態になると、家の売却も賃貸もできなくなる。そのような場合に備えた「家族信託」「民事信託」が今後のキーワードになるそうだ。
“大認知症時代”に先駆け早めの対策が必要だ。
